青単フェアリーpauper奮闘記

マジックオンラインのpauperというフォーマットで青単フェアリーデッキの戦略について考察してます

フェアリーの大群が禁止されてしまいました

 

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1/27からpauper環境でフェアリーの大群が使えなくなってしまいます。このカードを使っていた主なデッキは、青単フェアリーとエスパーファミリアです。エスパーファミリアは、フェアリーの大群が主要パーツであるコンボデッキなので環境からほぼ姿を消すでしょうが、青単フェアリーにはフェアリーの大群の代わりとなる、マジック・オリジンから現れた救世主、フェアリーの悪党というカードがあります。

 

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どちらも1/1飛行持ちとサイズは同じ。フェアリーの大群入り青単と、代わりにフェアリーの悪党を入れた青単とを比較してみます。
 
 
青単 in フェアリーの大群のメリット
 
・実質0マナであるのでテンポロスが少ない
・2ターン目にフェアリーの大群をn体唱えてマナを立たせて呪文づまりのスプライトを構えるという最強の動きができる
・サイクリングが付いているため、中終盤に1/1が必要ない場面でカードを1枚引くことができる
・実質0マナだがマナコストは2マナなので相手の呪文づまりのスプライト1枚には打ち消されない
 
青単 in フェアリーの悪党のメリット
 
・デルバー含め1マナの生物が8枚に増えたので、一部のデッキに有効な2ターン目深き時の忍者の確率が大幅に上がる
・キャントリップが付いているので、2枚目以降をキャストした時に、実質nマナn/n飛行持ちという優秀なマナレシオのクリーチャーに化ける
・2体以上のフェアリーの悪党がいる状態で忍術を使うことによってCIPを使い回すことができる
 
 
まとめると、序盤のぶん回りは減りますが、長期戦となった時には強くなるでしょう。なので、弱体化はするものの、その影響はかなり小さいと思います。変わらず青単フェアリーがtier1に居座ることは間違いないでしょう。
 
 
環境の変化
むしろ、青単フェアリーからフェアリーの大群が抜ける影響より、環境の変化による影響のほうが大きいかもしれません。エスパーファミリアは、打ち消しを持たない低速コントロールにとても強く、その存在を許しませんでした。なので、エスパーファミリアが実質禁止となった今、目の上のたんこぶが消えた黒単コントロール、フラッシュバックコントロールの隆盛などが予想されます。黒単コントロールには除外、フラッシュバックコントロールには墓地対策が有効なので、今のうちに備えておくのがいいかもしれません。
 
 
 
補足
エスパーファミリアはフェアリーの大群を利用した無限コンボデッキで、プレイングの難しさ、無限コンボによる持ち時間のロスなどによって、使用率はそこまで高くないのですが、pauper環境最強のデッキの一つと言っても過言ではなかったです。